大阪市西成区・玉出の寺嶋歯科医院です。
インプラント治療は自費診療のため、決して安いものではありません。
そのため、「一度入れたら、一生持ちますか?」「何年くらい使えますか?」というご質問をよくいただきます。
せっかく入れたインプラント、できるだけ長く使い続けたいですよね。
今回は、インプラントの平均寿命(生存率)と、長持ちさせるための秘訣についてお話しします。
1. データで見るインプラントの寿命
まず、客観的なデータを見てみましょう。
一般的に、インプラントの10年生存率(治療から10年後に問題なく機能している確率)は、90〜95%以上と言われています。
- 10年生存率: 約90〜95%
- 20年生存率: 約80%以上
これは、ブリッジ(約7〜8年で再治療が必要になることが多い)や入れ歯(約4〜5年で合わなくなることが多い)と比較しても、非常に寿命が長い治療法だと言えます。
適切なケアさえしていれば、10年、20年、あるいはそれ以上使い続けている患者様もたくさんいらっしゃいます。
2. 寿命を縮める一番の原因は?
インプラント自体はチタン製なので、虫歯にはなりません。
しかし、それを支えている「歯ぐき」や「骨」は生身の体です。
インプラントがダメになってしまう(抜けてしまう)最大の原因は、「インプラント周囲炎」です。
【インプラント周囲炎とは?】
簡単に言うと、インプラントの周りに起こる「歯周病」です。
歯磨きが不十分で汚れが溜まると、細菌が繁殖して歯ぐきが炎症を起こし、最終的にはインプラントを支えている骨が溶けて、グラグラになって抜けてしまいます。
また、「喫煙(タバコ)」も大きなリスク要因です。
喫煙は血流を悪くし、免疫力を下げるため、インプラント周囲炎のリスクが数倍に跳ね上がると言われています。
3. 長持ちさせるための条件
インプラントを「一生モノ」に近づけるためには、以下の2つが絶対に欠かせません。
① 毎日の丁寧な歯磨き
天然の歯と同じように、毎日しっかりと汚れを落とすことが基本です。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスを使うことをおすすめしています。
② 歯科医院での定期メンテナンス
これが最も重要です。
自分では磨ききれない部分の汚れをプロがクリーニングし、噛み合わせの調整やネジの緩みチェックを行います。
当院では、「入れたら終わり」ではなく、「入れてからがスタート」だと考えています。
トラブルが起きる前に小さな変化に気づければ、長く快適に使い続けることができます。
まとめ
インプラントは、人工物でありながら、しっかりとお手入れをすれば長期間にわたって「第二の永久歯」として活躍してくれます。
当院では、治療後の保証制度(5年・10年)もご用意しておりますが、この保証も「定期的なメンテナンスを受けていただくこと」を条件としています。
それくらい、メンテナンスは重要なのです。
「自分はちゃんと手入れできるかな?」と不安な方も、歯科衛生士がブラッシング指導などでしっかりサポートしますので、安心してお任せください。
