大阪市西成区・玉出の寺嶋歯科医院です。
虫歯や歯周病で歯を抜いた後、
「奥歯で見えないから、そのままでもいいか」
「反対側の歯で噛めるから困っていない」
と考えて、治療を中断してしまっている方はいらっしゃいませんか?
実は、歯を失ったまま放置することはお口全体にとって非常に危険です。
たった1本の欠損が、ドミノ倒しのように他の健康な歯をダメにしてしまう「負の連鎖」を引き起こすからです。
今回は、歯を放置することで起きる4つの怖いリスクについてお話しします。
1. 両隣の歯が倒れてくる
歯はお互いに支え合って並んでいます。
1本でもなくなると、両隣の歯は支えを失い、空いたスペースに向かって徐々に傾いてきます(ドミノ倒しのような状態)。
傾いた歯は汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが急激に高まります。
2. 噛み合う歯が伸びてくる
これも怖い現象です。
例えば「下の歯」を失うと、噛み合っていた「上の歯」はストッパーを失い、下のスペースに向かってニョキニョキと伸びてきてしまいます(挺出:ていしゅつ)。
一度伸びてしまった歯を元に戻すのは大変難しく、場合によっては健康なはずのその歯を削ったり、神経を抜いたりしなければならなくなることもあります。
3. あごの骨が痩せてしまう
歯を支えているあごの骨は、「噛む刺激」が伝わることでその形を維持しています。
歯がなくなると刺激が伝わらなくなるため、体は「もうここは骨がいらないんだな」と判断し、骨を吸収して痩せさせてしまいます。
骨が痩せすぎると、いざ「やっぱりインプラントを入れたい」と思った時に、骨が足りなくて手術が難しくなったり、大掛かりな骨造成が必要になったりします。
4. 他の歯に過度な負担がかかる
大人の歯は親知らずを除いて28本あり、全員でバランスよく噛む力を分散しています。
1本失うということは、その分の仕事量を他の27本が肩代わりするということです。
特に残っている歯への負担は大きく、過度な力がかかることで、残っている歯が割れたり、グラグラになったりして寿命を縮めてしまいます。
まとめ:手遅れになる前に
「痛くないから」といって放置している時間は、実はお口の中の環境をどんどん悪化させている時間でもあります。
歯を失った場合の選択肢は、入れ歯、ブリッジ、インプラントの主に3つです。
どの治療法が良いかは患者様のお口の状態やライフスタイルによりますが、一番良くないのは「何もしないこと」です。
噛み合わせが崩れてしまう前に、ぜひ一度当院にご相談ください。
一緒に最善の方法を考えましょう。
