インプラントをするとMRI検査はできない?空港の金属探知機は鳴る?よくある疑問にお答えします

大阪市西成区・玉出の寺嶋歯科医院です。

インプラントは、あごの骨に「チタン製」の金属を埋め込む治療です。
そのため、治療を検討されている方から、日常生活や他の病気になった時のことについて、様々なご質問をいただきます。

「インプラントを入れると、MRI検査ができなくなるって本当?」
「空港のゲートを通る時に、ブーッと鳴ってしまうの?」

今回は、そんなインプラントにまつわる「金属の素朴な疑問」について、医学的な観点からお答えします。


1. MRI検査は受けられますか?

結論から申し上げますと、ほとんどの場合、問題なくMRI検査を受けていただけます。

MRIは強力な「磁力」を使う検査ですが、インプラントに使用されている「チタン」という金属は、磁石にくっつかない(非磁性体の)性質を持っています。
そのため、MRIに入ってもインプラントが熱を持ったり、引っ張られて動いたりすることはありません。

【注意点】

  • 撮影する画像(特にお口周りの撮影)に、金属の影(アーチファクト)が映り込んでしまい、診断がしにくくなる可能性はあります。
  • インプラントの上の被せ物が「磁石式の入れ歯(マグネットデンチャー)」などの場合、その磁石部分は外す必要があります。

※MRI検査を受ける際は、念のため担当の医師や技師に「歯科インプラントが入っています」と伝えておくと安心です。


2. 空港の金属探知機で引っかかりますか?

旅行好きの方が気になるポイントかと思いますが、インプラントが空港の保安検査場で引っかかることはまずありません。

インプラント体は骨の中に埋まっており、使用されているチタンの量もそれほど多くありません。
ペースメーカーや人工関節のような大きな金属ではないため、ゲートを通っても反応しないことがほとんどですので、安心してご旅行を楽しんでください。


3. スポーツをしても大丈夫?

もちろん大丈夫です。むしろ、入れ歯のように「外れる」「ズレる」心配がないため、ゴルフやテニス、ジムでのトレーニングなど、食いしばる力が必要なスポーツには最適です。

ただし、ラグビーや格闘技など、顔面に強い衝撃が加わる可能性があるコンタクトスポーツをされる場合は、インプラント(および自分の歯)を守るために、「スポーツ用マウスガード」の装着を強くおすすめします。


まとめ

インプラントに使用される「チタン」は、人工関節や心臓のペースメーカーにも使われるほど、人体に優しく安全な金属(生体親和性の高い金属)です。

日常生活において制限が出ることはほとんどありませんので、ご安心ください。
その他、生活の上で気になることがあれば、カウンセリング時にどんな些細なことでも聞いてくださいね。